中東はなぜ〈怖い〉? PART1

2020年の最初のでかいニュース何だったか覚えてます?

そうです、イランのソレイマニ司令官殺害事件ですね。

 

日本時間1/3or4だったような覚えがありますが、バグダッド空港近くにてイランの革命防衛隊クッズ部隊司令官のソレイマニと、イラクシーア派民兵の連合体である人民動員隊の副司令官であるムハンディスが殺害されました。

 

僕はこのニュース聞いたとき、アホなんで第三次世界大戦の引き金か⁉とかのんびり思ってたんですが、段々違和感覚えてきたんですね。

アメリカってそんな偉いんかと、他の国の偉いやつそんな簡単に殺せるんかと。

だっておかしくないですか?なんか色々理由あるのかもしれませんけど、何の承認も無しに他の国のNo.2殺していいんですか?周辺の新米国からしたら良いことかもしれませんけど、アフガニスタンとかイスラエルとかとか。

 

日本でいうたら、麻生太郎殺されたとか河野太郎殺された感じでしょうね。

どうでもいいですけどどっちも太郎ですね、なんやねん太郎て。

 

ソレイマニさんて、イラン国内では英雄扱いだったらしいんですよね。並みいる政治家を差しおいて最も人気のある人物として世論調査のトップに来てるような人ですからね。動画でもお葬式すごい人でしたもんね…

youtu.be

で、話元に戻りますけど「アメリカのやったこと正しいの?」問題ですね。

イランの言い分としては、

1.ソレイマニ司令官は「テロとの闘い」でイラクにいた(※安保理制裁で外国渡航禁止、本来イラクにいてはいけなかった。)

2.彼の暗殺こそ「米国によるテロ」

3.イランは自衛権行使の権利をもつ

 

だと思うんですね。ただ1のところに突っ込まれる点があって

安保理制裁で渡航禁止になっている人物がイラク政府の要請で受け入れる場合、安保理に制裁適用除外を申し出る必要があります。なのでここの論点が弱すぎますね。

ただ、制裁違反だからといって、殺害していい理由になるのかは謎ですが…アメリカがどう自国の自衛権を主張するのか楽しみでした。

 

ただこの問題について調べていくと、声が多く聞こえてくるのは

「なぜ1/3のあのタイミングだったのか」  でした。

建前上は2019年末にソレイマニと関係の深いカタイブ・ヒズボラ(イラクの親シーア派)が米軍基地を攻撃し、民間人が一人死亡したこと。それに対するアメリカの報復行為に腹を立てたイラク国民による米国大使館襲撃に対して、といったところだろう。

 

しかし元々ソレイマニは中東地域においてイランの影響力を拡大し、シリアやイラクレバノン、イエメンの内戦や国内対立を激化させる人物として、またイランの核開発に密接に関連する革命防衛隊の幹部として国連の制裁対象となり、2015年の核合意後に国連のイラン制裁が解除された後も国連の制裁対象として残った人物であった。また、アメリカはクッズ部隊を2007年から制裁対象としてきたが、2019年に革命防衛隊をテロ組織(Foreign Terrorist Organization: FTO)に指定した。通常、FTOアルカイダオウム真理教のような非国家主体が指定されるが、初めて国家機関である革命防衛隊が指定されたことで大きな話題となった。

というのも、FTOに指定されると議会の承認を得なくてもその組織を攻撃することが出来る。今回のソレイマニ殺害で米民主党は議会の主要メンバー(Gang of 8と呼ばれる上下両院のインテリジェンス委員長などの主要メンバー8人)に事前の相談をしなかったことを非難している。AUMFが有効であるため、革命防衛隊のメンバーであるソレイマニ殺害に議会の承認は不要だが、Gang of 8には事前に相談するのが慣例になっている。いずれにしても、AUMFがあることで、いつでも大統領の命令一つでソレイマニを殺害出来る状況にあった。

しかし、それでも今まで殺害しなかったのは、もしそれを実行すれば確実にイランが弔い合戦を始め、泥沼の戦争が始まると考えていたからである。イランはイスラム国やイラク戦争時のイラクとは比較にならないほど強力な軍事力を持ち、8000万人の人口を擁し、中東でもトルコと並ぶ水準の工業力を持つ国である。その国と正面から戦争することになれば、アメリカやイスラエルも無傷ではいられない。しかも、アメリカはアフガニスタンイラクでの長期の戦争を続けており、これ以上戦線を拡大することは現実的ではなかった。

 

ところが、トランプ大統領はソレイマニ殺害を実行した。

 

これは一体何故なのだろうか。
PART2では中東の歴史に触れていこう。

 

コロナショックのこれからを考える。part①

最近話題の、てか全人類影響受けてるコロナの話題から

 

今一番気になってるのは、これからの経済の行く末ですねー

2016年の六月くらいから15000から24000まで四年かけてこつこつと上がってきた日経平均がものの2.3週間で16000まで落ち込むほどの騒ぎでしたからね。

 

コロナショックに加え、

石油原産国のせめぎあいの結果、サウジアラビア激おこからの原油価格急落てのも響きましたね。 

https://toyokeizai.net/articles/-/340095、

 

 

今現在16000台まで突入した日経平均はセリリングクライマックスの後19000円台まで復活していますが...

これから実体経済を示す値が出てくるので、おそらくまた下がることを多くの人が予測しているでしょう。

 

そこで今回は前回起こった短期的な景気後退期に陥ったリーマンショックについて学んでいきたいと思います。

リーマンショックは2008年9月15日。

アメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズ」が経営破綻したことで金融危機が世界規模で起こりました。

この出来事については、映画『リーマンブラザーズ最後の4日間』でも見ることができます、ぜひ見てみてください。

 

さて、なぜリーマンショックは起きたのでしょうか。順を追って見ていきましょう。

 

①.2004年~2006年にかけての低金利

金利政策によって、アメリカでは不動産バブルが起こっていました。

不動産価格は上昇し、低金利のため企業も国民も借り入れが投資熱が上がってきていました。

でも、不動産を購入するためにはローンが必要ですよね?(金持ちでも無い限り...)

ここに目を付けたのが、金融会社です。

この頃アメリカの金融会社は〈低所得者層〉にも金を貸し付けていました。

不動産価格が上がり続けるので、もし彼らが返せなくなったとしても住宅を担保として回収して売っちゃえば金融会社は損をしませんからね。

 

これを【サブプライムローンといいます。

 

今までは、家を買えなかった人たちは大喜び。

金融会社もどんどんサブプライムローンを組み続けていました。

でも、不動産の価格が落ちちゃったら元も子もありませんよね?

そこで金融会社は考えました。

「このサブプライムローン債権、投資銀行に売っちゃえばよくね⁉ そしたら俺らリスク少なくばり儲けられるやん!」

.....賢いっすねー笑

 

んで、このサブプライムローン債権色んな投資銀行の手によって世界中にばらまかれちゃうんすねー

 

この続きはまた次回にしましょう、ではではーー